結構前に経済学とMtgの話をなんかの本(恐らくマナバーン)で読んでみて面白かったので数学ではどうなるのかをやってみた

デッキ考察とかカードの評価とかは他の人が十分にやってあるのでここでしか出来ない電波を書いてみようかと(DN始めたきっかけの一つにイチョリッドの記事があまりにも少ないから幹部自身に書いて欲しいという要望があったからなので・・・最近は発掘系の記事が多いから何より)

実際MtGは数学を用いることで構築を確率に頼ることが多いけど(実際「MtG 確率」でぐぐればいっぱい出てくるのでここでは深く扱わないけど・・・ )
具体的には
スタンダードでいうならば
「初手に土地2枚含まれるようにするには60枚デッキに何枚入れるのがよいのか」
という感じだったり
レガシー的にいえば
「2ターン目に確率50%以上で相殺を置くには3枚以上の思案が必要である」
といった具合
イチョリッドにも同じように確率を応用できて
「発掘要因が初手に来てかつ多すぎないように枚数を調整するには10.8・・・枚だから11枚が適正」
という具合(本当はもっと厳密な書き方があるんだけども)
だから海外のイチョリッド使いの多くは発掘要因11枚で運用している事が頷ける
これに気付いた時以降(47回AMC)はよっぽどスロットが取れない時以外は11枚にするようにしている

ここで重要なのは確率はあくまでも参考であってすべての場合において適応はできないということ
最近の大きい大会であってもスイス9回戦であり最大27マッチしか行われない以上明らかに少ない母体であるので偏りが出るのは必然的。最もNマッチ行われるパターンを計算してそのNを無限に飛ばせば求めた確率に収束しますが(笑)注1

まあ、この事を踏まえた上で偏差や危険率という理論があるけど…

MtGはこういう運や読みがあるから面白いと思う。トップ次第で場面が動くのはやっぱり楽しい。それには与えられたカードの中で最善をお互いにやらないといけないから運ゲーになるのは上級者同士に起こりやすいけども

話が変わるけど今の数学の証明の主流として
「今証明された定理を基にして定理の条件を緩めたり利用する方法」
を取られることが多い
普通証明を一から作り上げていくと思われるが実際には複数の人の定理の組み合わせがほとんどで一から作りあげていく方法はめったにない
そこから先人が積み上げてきた理論から発展させていく
また、証明は1人によってするのではなく複数のチーム単位で進められることがほとんど
理由としてはそれだけアイデアが出たり欠点を見つけるはもちろんだが、ミスを研究発表前に認識することが大きい。
ある証明を発表してミスが見つかった場合、その論文は意味をなくし代わりに証明に用いられた理論を他のチームに公開して別のチームに成果を持っていかれる場合があるからだ

ここでマジックに差し替えてみると面白いかもしれない
既存のアーキタイプのデッキを少し変えることが素晴らしい発展につながる
最近ではCTGに《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》を入れた事が有名だろうか
イチョリッドで言えば《真髄の針/Pithing Needle(M10)》を使わないで《死体発掘/Exhume(USG)》、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》あたりでかわしていく事だろう
また、デッキを複数で見ていくことが発展につながると思う
俺もよくチームDTYメンバーのまいにゅんやねこたまさんと新しい構想ができたらすぐ言うし デッキを作ってすぐ調整に入る
新しいアイデアの人の意見を聞くのは参考になるし、それにその人のためにもなるだろうし
今のメタだとカナスレのバウンス枠を《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》のが合っているのを発見したのは約半年前「レガシーで最も強いエンチャントは《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》」という俺の意見から来たものだし
最も俺はタルモをWillで守る簡単なお仕事は4cstillでしかやらないし、まいにゅんの方がクロックパーミ向いているから結果的にはよかったんだろうけど、俺がやってもねえ・・・

ちなみに今考えている事は
「FKZとHypnotistの枠はイオナに変更できるのか」
というもの
FKZの弱点はコンボパーツが多すぎる(橋×ナルコ>6)という点
Hypnotistの弱点はソープロ、火力そして相手のトップに弱いという点

前者なら一度釣りあげればいいので橋の枚数に依存することなく相手の行動を阻害できる事が優れているし
具体例:相手が赤バーン、ゴブリンの時で戦場にモグファナがいる時に赤指定をすることでパワー7が3回殴ればいい。墓地にイチョがいるなら2回ぐらいでも終わる
後者ならその除去色に合わせて指定しておけばトップも関係なくゲームが終わる。《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》もゾンビの壁が邪魔してライフを削る事ができないし7/7飛行が偉すぎる
具体例:先手1ターン目ブッパでこっちの戦場にナルコが1体、墓地に橋3、復活1、セラピー1でこれ以上発掘はできないとしてセラピーでトークン3体出したのち相手手札をみるとANTだった時はイオナを戦場に出して黒指定余裕でした

多分イオナの枚数的には速やかに釣る事を考えれば2枚当たりが適正なんでしょうHypnotistの枚数が一般的に2枚で海外は運用してるところから
ソース
ttp://www.deckcheck.net/list.php?main=Sadistic+Hypnotist

Vintageはそこまで知らないけどVintageまでは《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》は影響を与えなそう1枚のパワーが違いすぎるし、橋がそこまで壊れる環境でもないだろうし

最近はイチョリッド用パーツが良く増えてきているしイチョリッドレスとかもあるようなので吟味が楽しそう。

注1
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

コメント

醤油
2009年10月8日19:00

数学と聞いて飛んできました

ごーじゃー(LSVに激似で実質プロの人)
ごーじゃー(LSVに激似で実質プロの人)
2009年10月8日19:28

yukiさんと幹部さんでレガシー数学論争に発展すれば面白いのに

篠塚理穂(♂)
篠塚理穂(♂)
2009年10月8日20:44

数学と聞いて、多湖輝信者の俺が来ました。

moxsapphire
2009年10月8日21:20

色々考えてるんだなぁ。脊髄で動いてる俺とは大違いw

幹部
2009年10月8日22:43

>yukiさん
数学といっても大した事やっていませんけどね!
それに数理統計学はAだったけど進んだ研究室は解析系だし確率論とそこまでつながってないからyukiさんの確率話聞きたいです^^

幹部
2009年10月8日22:50

>ごーじゃーさん
ここで数学話やると誰かに
「数学板でやろう^^」と言われてしまうのでやめておきますwそれにパソコン苦手なので母体検定のようなパソコン使うやつだと負けてしまいます。

幹部
2009年10月8日23:03

>RiHOさん
頭の体操好きですけどねえ~柔軟な発想がいいデッキを作りそうなものですが・・・
あまり関係ないですがこの人スマトラ島で生まれて吹いたwww
あと、リンクさせていただきました。これからもよろしくお願いします

幹部
2009年10月8日23:07

>moxsapphireさん
そこまで考えてもいませんが、発想が乏しいので人の意見を基に考えている部分は結構ありますかね。
脊髄でも試すことはやっぱり重要なんだと今更ながら思います。

弟者
2009年10月8日23:28

地雷はアーキタイプが無いと思いがちだけどプレイもデッキも定石の固まりだったりするんですよね〜
型破りなプレイヤーになりたいものです

☆ま☆い☆に☆ゅ☆ん☆
2009年10月9日7:15

不忠の糸かわいいよ不忠の糸

幹部
2009年10月10日0:18

>弟者さん
地雷には地雷なりの構築法だったり、プレイングがあるからおもしろいですよねえ~
デッキの歴史とかを知っていると今後に生かせそうです。
面白いデッキ作りたいです(笑)

幹部
2009年10月10日0:20

>まいにゅん^^
不忠の糸はレガシーの赤スレにはやっぱ強いw
Zooは絶対にバウンス枠よりは機能するしね
そして当たるスタックスwwww

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